来院された患者さんに今までの頭痛が出た時の対処方法を聞いてみました。

まずは、市販の頭痛薬(イブ、バファリン、ロキソニン)を服用される方が多いです。
年に数回程度の方から、月に数回、週に一回は必ず服用するなど様々ですが、
頭痛の年数に応じて服用頻度は増している傾向にあります。
今は、近場の薬局・ドラッグストアまたコンビニでもお薬購入ができる時代です。
身近にある分便利な面もありますが、薬が効いたらそれで終わりの対処方法を続けられる方も多いです。
今は頭痛が生活習慣に関連して当たり前の様に起こる時代になってきています。
全国に頭痛の方は2000万人と言われています。
6~7人に1人の割合になります。
また頭痛の特性上、家族に1人いれば他の家族も頭痛持ちという事が多いです。
親子で頭痛というのも非常に多い割合です。
長時間の仕事で立ちっぱなし、座りっぱなしの状態は当然体のバランスを崩していきます。
しかし、
仕事なので仕方ない。
私だけではないから仕方ない。
と、当たり前の環境に慣れてしまい、頭痛も当たり前になっていきます。
整体や鍼灸、接骨院に通われている方もいます。
頭痛の原因が日常生活から派生していると考えれば、体の歪みやバランスを整えることは大変良いことです。
しかし、頭痛解消の考え方に多いのが、ある一定の箇所さえ調整すれば大丈夫。と言ったものもあります。
しかし頭痛の原因は人によって様々です。
痛みの直接的な原因が歪みのある一定の箇所になる事はありますが、その箇所の歪みの原因を作っている個所はまた別のところにあります。
ちゃんと通っているのに、その場だけで痛みが戻ってしまう。
また治療が終わっても痛みが取りきれていない
などが起こるのはその為です。
また病院や頭痛外来を受診される方も多くいらっしゃいます。
しっかり検査をすることはとても大事です。
しっかりと原因を突き止めた結果、【病院の範疇】である頭痛も存在します。
しかし『異常なし』『処方された薬で対処』の場合は、違う選択が必要になってくることもあります。
このように頭痛の方々は様々な対処をされてきています。
色んな所を受診され、その後に当院へ来られることも少なくないです。
もちろん、頭痛が起こって最初から当院に来られる方もいらっしゃいます。
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